FXにおけるスワップポイントでの投資

FXの王道といえば、通貨を安く買い、高く売るという、為替差益を狙う方法ですが、それ以外にも収益を上げる方法がないわけではありません。それは、スワップポイントと呼ばれる利益をこつこつと貯めるという方法であり、このスワップポイントは、異なる国の通貨の金利差を調整するために、原則として毎日付与されるお金のことをいいます。たとえば、わが国のように低金利政策をとっている国では、銀行預金をしてもなかなか利息が貯まらないものですが、オーストラリア、ニュージーランド、はては新興国である南アフリカ、トルコ、ブラジル、メキシコ、中国などといったところの通貨は金利が高く、もしも同じ理屈でいけば、預金に膨大な利息が付くはずです。これと同様に、FXの世界でも、低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買い、しばらく保持していれば、金利調整のための一定のスワップポイントが付与されるため、それをもって収益を積み上げることができるのです。

FXにおけるスワップポイントの金額は、金利そのものと、保有している通貨の量によって違ってきますが、1万通貨であっても1日あたりにして数十円程度は得られますので、さらに大量の外貨を保有すれば、それだけでもかなりの収益になることはまちがいありません。ただし、高金利の通貨を売って、低金利の通貨を買った場合には、逆にスワップポイントはマイナスとなって、毎日収益が減ってしまうことにもなりかねませんので、その点には注意が必要です。

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