FXにおける対象通貨

FXで取り扱われるのは外国の通貨ですが、外国といってもさまざまな国があるのは周知のとおりです。FXではある国の通貨を別の国の通貨で購入したり、売却したりということを繰り返して収益を得るわけですが、その基本は、安いときに買い、高いときに売るということにほかなりません。したがって、取引が世界的にみてそれなりに盛んであって、数時間でも一定の幅があるような値動きが期待できる通貨であることが望ましいといえます。こうした条件を満たす通貨の組み合わせというのは、実際には限られており、よくある通貨ペアとしては、米ドル円、ユーロ円、ポンド円、ユーロドル、ポンドドルなどが挙げられます。

FX業者によっても扱う通貨ペアにはかなりの違いがありますが、米ドル円をはじめとしたメジャーな通貨ペアであれば、ほとんどの業者で対応しています。ほかにも、オーストラリアドル円、ニュージーランドドル円、南アフリカランド円などは、比較的高金利の通貨を含む組み合わせであり、頻繁に差金決済をしなくても、スワップポイントだけでも収益が得られるとして人気があります。一部のFX業者では、人民元やトルコリラ、メキシコペソ、ブラジルレアルなどの、これまであまり取引がされていなかった外国通貨を扱っていることがあり、それぞれ金利の面では恵まれていることから、少しずつ人気を集めるようになってきています。いずれにしても、FXではどのような通貨ペアを選択するかによって、収益がかなり違ってくることがあるほか、価格変動によるリスクも同時に違ってきますので、目的にあわせて慎重に選ぶ必要があるといえます。

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