与信審査が必要な理由とは

大人になりクレジットカードを持つと頻繁に目にするのが「与信限度額」です。与信という言葉はその漢字が持つ意味の通り「相手に対して信用を付与すること」を言います。たとえばクレジットカードで与信限度額が50万円に設定されている方は、その方のクレジットカードでの信用が50万円分ということになります。ただしこの与信限度額は、その会社との信頼関係によって金額が増えることがあれば、下がるものあります。

増える方というのは、支払いを延滞したことがない方です。それに対して与信限度額を下げられる方というのは、支払いが何度か滞り、下げられるパターンがあるのです。そしてこれは個人間だけではなく、企業でも多くの取引で利用されています。企業と企業がモノや情報などを購入するときに、その場で現金支払いになることは滅多にありません。

ですから、モノを売る会社がモノを購入する会社に対して、これまでの取引実績から限度額はいくらまでと決められていることがあるのです。そしてその金額以上にモノを購入しようとすれば、エラーが掛かって買えなくなることが多々あるのです。この限度額の設定は取引を行うかどうかの事前調査によって決められていきます。それが個人であっても、たとえばクレジットカードを作成しようとしたときに、会社名や会社の連絡先などを記載し、その個人が本当にその会社に属しているのか、会社員であればその会社の規模がどれくらいで限度額がいくらまでなら大丈夫なのかを決めるのが調査です。